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シャープが電子書籍サービス発表

2010.09.28

 新聞、雑誌、書籍などを高画質で読みやすく提供する電子ブックストアサービスをシャープが12月からスタートすると発表した。

 27日都心のホテルで開かれた発表会では、「GARAPAGOS(ガラパゴス)」と名付けられた専用端末(携帯用とホームタイプの2種類)が紹介された。電子書籍の購読もできるタブレット型コンピュータとしては、アップル社のiPadが人気を集めている。シャープは新聞や雑誌はあらかじめ設定された時間帯に届け、通勤途中の地下鉄など電波の届かない場所でも快適に楽しめるなど、先行サービスより高度な機能を備え、サービス開始後も内容の“進化”を目指すことを強調している。

 日経新聞は28日朝刊で、「日本経済新聞電子版」をシャープの新しい電子書籍端末で提供することを明らかにした。

 ガラパゴス化という言葉は、国内の需要だけを重視した結果、世界標準とかけ離れ、国際市場で完全に取り残されてしまっている日本(製品)の特異的進化を揶揄(やゆ)する言葉として用いられている。シャープは、新端末を「「GARAPAGOS(ガラパゴス)」と命名した理由を、ダーウィンが進化論のヒントを得たといわれるガラパゴス島にちなみ、「商品・サービス」「ビジネスモデル」「環境適合力」の3つ面での進化を目指す意味を込めた、と説明している。

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