文部科学省は、科学技術政策についての意見募集を開始した。科学技術週間に合わせて行われる4月17日のシンポジウム「科学技術の力による輝きのある日本の実現に向けて(仮称)」と、今後の科学技術政策に活かすのが狙い。締め切りは3月23日。
第4期科学技術基本計画の策定に向けて文科省の科学技術・学術審議会基本計画特別委員会がまとめた提言「我が国の中長期を展望した科学技術の総合戦略に向けて」では、科学技術政策を社会・公共政策のひとつとして位置づけ、国民とともに進めていくべきだとしている。今回の意見募集は、その第一歩として行う。
科学技術の意義やどのような課題の解決を目指すべきかから重点的に行うべき政策、予算や評価のあり方、科学技術政策の改善点など、幅広い観点から意見を求めている。寄せられた意見はシンポジウムでも紹介される。研究・開発関係者にとっては生の声を政策に反映させるチャンスになりそうだ。