国際純正・応用化学連合(IUPAC)は、112番元素を「コペルニシウム」と命名した。初めて合成したドイツ・重イオン研究センターが提案していた名称で、15−16世紀の著名な天文学者、コペルニクスから取っている。元素表記はCn。IUPACの発表はコペルニクスの誕生日である2月19日に行われた。
コペルニシウムは、1996年重イオン加速器センターの重イオン加速器で合成され、昨年、IUPACによって112番目の元素と認められた。名称の提案者である重イオン研究センターは、業績が生前称えられることがなかったコペルニクスに敬意を表するとともに、天文学と原子核化学を結びつけた業績を強調したと言っている。