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エクアドルでカエルやトカゲなど7新種発見

2009.06.17

 国際自然保護団体「コンサベーション・インターナショナル(CI)は、エクアドル南東部、コルディジェラ・デル・コンドールの山岳森林で4種の両生類、1種のトカゲ、7種の昆虫の新種を発見したと発表した。

 陸上の脊椎動物では最も小さいものの一つに入る最大でも1.3センチしかないカエルや映画「E.T.」の宇宙人を思わせるサンショウウオ、美しいトカゲが含まれている。

 CIなどの主な調査地となったナガリンツア河上流域は、エクアドルとペルーの長い間の国境紛争後、1990年代末につくられた「平和の公園(peace park)」に近い。アンデス山脈の他の地域とは地理的に隔てられているため、独特の生物種進化がもたらされたとみられている。

 4月に実施された今回の調査では7種の新種のほかに、美しいキリギリス、これまでエクアドルで発見されていなかったカエルや哺乳(ほにゅう)類、山脈固有の2種の鳥類、エクアドルの希少な25種の生物、国際的に絶滅が危惧(ぐ)される11種の生物も見つかった。

最大1.3センチしかない新種のカエル 
(c)CI、Luis A. Coloma
最大1.3センチしかない新種のカエル (c)CI、Luis A. Coloma
E.T.に似た新種のサンショウウオ 
(c)CI、Jessica Deichmann
E.T.に似た新種のサンショウウオ(c)CI、Jessica Deichmann
美しい新種のトカゲ 
(c)CI、Holger Braun
美しい新種のトカゲ (c)CI、Holger Braun

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