国際自然保護団体「コンサベーション・インターナショナル(CI)は、エクアドル南東部、コルディジェラ・デル・コンドールの山岳森林で4種の両生類、1種のトカゲ、7種の昆虫の新種を発見したと発表した。
陸上の脊椎動物では最も小さいものの一つに入る最大でも1.3センチしかないカエルや映画「E.T.」の宇宙人を思わせるサンショウウオ、美しいトカゲが含まれている。
CIなどの主な調査地となったナガリンツア河上流域は、エクアドルとペルーの長い間の国境紛争後、1990年代末につくられた「平和の公園(peace park)」に近い。アンデス山脈の他の地域とは地理的に隔てられているため、独特の生物種進化がもたらされたとみられている。
4月に実施された今回の調査では7種の新種のほかに、美しいキリギリス、これまでエクアドルで発見されていなかったカエルや哺乳(ほにゅう)類、山脈固有の2種の鳥類、エクアドルの希少な25種の生物、国際的に絶滅が危惧(ぐ)される11種の生物も見つかった。