再生時間:7分
制作年度:2014年
概要
【ねらい】
平成6年から20年間、継続して「チョウの観察と保護」に取り組み、全校体制で生活科及び総合的な学習の共通テーマとして、「豊かな感性と生きる力の育成を目指して〜「チョウ」の観察活動をとおしてチョウ博士になろう〜」を設定し、西表のチョウの観察と保護に努めてきました。
活動は、毎週水曜日の朝、校内の観察する食草を決め、チョウの卵、幼虫、さなぎを調査し、生活科や総合的な学習の時間にまとめています。
【内容】
沖縄県の南端にある西表島のチョウについて、20年間続いている「チョウ観察」について、全校生徒でまとめ、映像化しています。一年生はクイズを考え、高学年は、データーをまとめ、映像化しました。
観察してわかったことは、一時期にだけ見ることができたチョウや、1年中見ることができるチョウがいたことや前週まで数が少なかったのに急に増えたり、とても多かったのに急に数が減っていたりと、一週間で数が変わることが分かりました。
また、チョウの観察から環境教育へ発展し、ゴミ0運動・リユース会・無農薬稲作学習・干潟生き物観察会・小中合同バードウォッチング会などの環境教育活動も活発に行っています。
これからも西表の自然豊かな環境の素晴らしさを大切にし、自然と共存した地域を築くように願い、調査研究を進めたいと思います。
【入賞コメント】
私たちの学校では20年間継続して「チョウ観察」に取り組んでいます。毎週一回、15分間、グループごとに、卵・幼虫・さなぎの数を数えて、校内のチョウ食草マップをもとにした表にまとめています。この作品は多くの卒業生と私たちの観察活動のまとめとして作りました。数を数えるのは大変だけど、自分のグループが調べているチョウがたくさん羽化して増えていると、とてもうれしいです。オオゴマダラというチョウは顔の動きがおもしろいのでをiPadで撮影して、動きをスローにして観察しました。嵐の日や寒い日は、卵や幼虫、さなぎを探すのはちょっと苦労するけど、グループで観察すると楽しい気持ちになるので、これからも西表島に住むチョウをみんなと一緒に観察して、まとめていきたいと思います。
出演者名・所属機関名および協力機関名
応募者・学校名:竹富町立古見小学校(沖縄県)