再生時間:9分
制作年度:2014年
概要
【ねらい】
スナガニはきれいな海岸に生息しているといわれています。本当にそうなのか調べてみたいと思い取り組みました。
この活動名は「スナガニンジャ」です。海外では、スナガニの動きはとても素早く、月夜の晩では影だけが動いているように見えることから、「ゴーストクラブ(幽霊ガニ)と呼ばれているようです。そこで、この素早い動きは、日本では忍者のように見えることから、活動名を「スナガニ」+「ニンジャ」=「スナガニンジャ」としました。活動名に楽しくなるような名前を工夫すると、活動も楽しくなってくると感じています。
【内容】
地元の海岸に生息しているスナガニを通して、海岸の「きれい度」を調べ始めて今年で7年目となりました。活動は、6月から10月、朝6時、年間約15回くらい行いました。調べてみると、見た目の「きれいさ」と実際の生息状況は、必ずしも一致しているわけではありませんでした。アオサなどたくさんの海藻類や河川から流入したアシなどが打ち上げられているときでさえ、スナガニは同様に生息していました。このようなことから、そもそも「きれいさ」とは何だろう、そもそもスナガニはどのような海岸に生息しやすいのだろうか、そして、そのためには何が必要なのだろうかと考察しました。
【入賞コメント】
私たちが調査対象にしたスナガニの英語名はゴーストクラブ、幽霊ガニです。スナガニは、カニの中でもその移動速度はトップレベルで、月夜の晩ではその影だけが高速で移動しているように見えることから、そう名付けられたようです。そこで、私たちは、これらの特徴から忍者を連想し、英語名に負けない名前「スナガニンジャ」を作り出し、これを活動名としました。この活動も今年で7年目に入り、この活動名は学校内ではすっかり認知されるようになりました。一般的に、スナガニは、きれいな海岸に生息していると言われています。そこで、この「きれいさ」を科学的に考察し、スナガニの生息状況から地元の海岸線を見つめ直し、更には海岸保全についても考えていきたいと思って取り組んでいます。
出演者名・所属機関名および協力機関名
学校名・応募者:琴浦町立赤碕中学校 赤碕中学校科学部(鳥取県)