サイエンスチャンネル

全国こども科学映像祭受賞作品 (69)H26年度第13回優秀作品賞中学生部門『ハチジョウノコギリクワガタの研究』

2014.01.01

再生時間:10分

制作年度:2014年

 

概要

【ねらい】
「ハチジョウノコギリクワガタ」という八丈島の固有種が少なくなっていることや、その要因の1つが人の移入した外来種であることを知ってもらいたいです。

【内容】
ハチジョウノコギリクワガタの減少の要因の1つに外来種であるアマミサソリモドキが関係していると考えました。分布調査や野外と屋内での実験観察から、アマミサソリモドキのいるところにハチジョウノコギリクワガタはほとんどいないこと、アマミサソリモドキはハチジョウノコギリクワガタを捕食することなどが分かりました。また、もう1つの要因として考えられるイタチの、ふん調査も行い地上徘徊性の昆虫が見られたため、ハチジョウノコギリクワガタが捕食されていることが確認できました。
人の移入した外来種が原因と知り、守らなければと思いました。

【入賞コメント】
優秀作品賞をいただきありがとうございました。
僕たちは、昨年から研究を行ない、ハチジョウノコギリクワガタとアマミサソリモドキについて、実験観察を行いました。
近年、ハチジョウノコギリクワガタが減少の傾向にあり、その原因はニホンイタチだと言われていました。僕たちは、他にも、外来種のアマミサソリモドキの増加も関係していると考えました。
実験観察を進めていくと、アマミサソリモドキがハチジョウノコギリクワガタの生活を圧迫し、捕食していることが分かりました。
島の大切な固有種であるハチジョウノコギリクワガタをこの先は、増やし、保護する活動をしていきたいと、強く感じました。

出演者名・所属機関名および協力機関名

応募者・学校名:八丈町立三原中学校 サイエンス部ノコギリクワガタ班(東京都)

ページトップへ