再生時間:8分
制作年度:2011年
概要
【ねらい】『中尊寺ハス』を通して歴史を振り返ると、形あるものは無くなっても人々の心を捉えた真理・思想は平和を願う心で受け継がれていると気づく。それは現代のユネスコの理念とも相通ずるもので、800年も前に日本の平泉の地から発進されていたという喜びと感動を中尊寺ハスの開花で表現する。【内容】800年前の種から発芽した『中尊寺ハス』が開花したニュースをきっかけとして小さい頃の経験が呼びおこされ、9月に学校の東北旅行で平泉の中尊寺を訪れるのを目前に、現代・過去・近い未来とか何か不思議なご縁とのめぐり合わせだと感じ、これをこの夏の研究課題とした。実物観察では長島教授・母・わたしの女性3人でデジカメを使い毎分1枚の定点観察を5時間に渡って撮った為、難しいカメラの設定はCACIOに相談して備え、ビデオの仕上げでは近くのSKIPシティを活用し、完成。一番の見所は開花シーンである。【入賞コメント】『優秀賞入賞』と聞き、長島時子先生、中尊寺をはじめとする撮影許可ご協力あってのものと、感謝の気持ちでいっぱいになりました。私も母もビデオやカメラに対してさほどの知識がなく、手持ちのデジカメで定点観察を行うに当たり問題を想定し、カメラメーカーCasioに出向き相談。例のない夜中からのそれに、バッテリーが対応できるか不安を残しつつ、出来得る省エネ設定をし臨みました。写真から開花再現シーンは、あえてデジカメの機能を使わずコマ撮りで表現しました。大雨での観察の苦労はアナログそのものだったからです。ビデオ撮影は撮り直しの連続でしたが、挑戦しなければ得られない感動を心に刻むことができました。Skipシティの金子さん、ボランティアの方も加えお世話になり、本当にありがとうございました。
出演者名・所属機関名および協力機関名
西村 伊代(受賞作品制作)(神奈川県日本女子大学附属中学校2年),神奈川県日本女子大学附属中学校2年