再生時間:5分
制作年度:2011年
概要
【ねらい】ムラサキカタバミの実験を継続して3年目になりました。葉だけではなく、花も開閉することに気づき、その開閉リズムを調べました。また、葉が開閉するのに、どんな色の光に反応しているかを調べました。小さな植物が光に反応している姿をビデオにまとめました。【内容】ムラサキカタバミの花は葉よりも遅れて開きます。しかし、葉が昼寝をするように少し閉じても、花は閉じることなく、午前10時ごろから午後4時まで完全に開いていて、昼寝はしなかったです。昼光色の蛍光灯に色のついてセロハンを張り、一度葉を閉じたムラサキカタバミに午後10時から、200ルクスの色の光を当てました。赤色の光を当てたカタバミは、葉の開き度1.4から1.6で一定になり、5時間半も少し開いただけで全く変わりません。青色の光に対する反応は遅かったですが、時間が経つについてだんだん開いてき、4つの光の中では一番ムラサキカタバミの葉を開かすことができました。【入賞コメント】このような賞がもらえるなんて思ってもいなかったので、受賞できてとてもうれしく思います。犬の散歩をしていたときムラサキカタバミの葉をみると、朝は開いているのに、夜になると葉が閉じていたので不思議に思いました。それから、ムラサキカタバミを家に採ってきて調べることにしました。今年で、ムラサキカタバミの研究をはじめて3年になりました。このビデオを撮るのに苦労したことは、夏の間は、気温が高くなりすぎてムラサキカタバミが枯れていて実験に使う株を採取するのが大変でした。そして、観察していくにつれてムラサキカタバミの葉だけでなく、花も開いたり閉じたりしていることが分かりました。葉に当てる光の色によっても、開き方が変わることも分かりました。最後に、この映像を見ていただいた方が少しでもムラサキカタバミに興味をもっていただけたらうれしいです。
出演者名・所属機関名および協力機関名
杉山 竜也(受賞作品制作)(愛知県岡崎市立竜海中学校1年),愛知県岡崎市立竜海中学校1年