サイエンスチャンネル

未来を創る科学者達 (49)星くずから生まれた地球 永原裕子

2003.11.01

再生時間:29分

制作年度:2003年

 

概要

私達の住む地球を含む太陽系は、今からおよそ46億年前に誕生しました。星が誕生する姿は望遠鏡や人工衛星などを使った色々な観測によってかなり分かってきたのですが、星はガスの中から誕生してくるのです。実は宇宙空間は真空ではありません。水素と少量のヘリウムガス、それと前の世代の星が作った小さなチリ達がただよっています。ガスや塵は密度の高い所を中心にだんだんと集まってきます。そのとき、ちょっとした力の働き加減で回転を始めるのです。ガスと塵の塊だった円盤の中から塵の成分だけが集まっていきます。さらに塵同士が集まって小さな天体を作ります。これを微惑星と呼びます。微惑星は衝突、合体をくり返し、原始惑星になります。さらに原始惑星同士が合体して惑星を作り、現在見る太陽系の姿が出来たのです。

出演者名・所属機関名および協力機関名

永原 裕子(東京大学大学院理学系研究科    地球惑星科学専攻 教授),東京大学大学院理学系研究科    地球惑星科学専攻 教授

ページトップへ