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サイエンスフロンティア21 (31)発光ダイオードがもたらす新時代 〜中村不均一結晶プロジェクト〜

2004.01.01

再生時間:29分

制作年度:2005年

 

概要

青色発光ダイオードの開発で有名なカリフォルニア大学の中村修二教授。その中村教授が総括責任者となっている「中村不均一結晶プロジェクト」の研究成果を紹介します。青色発光ダイオードには、窒化インジウムガリウムという物質が用いられています。ところが窒化ガリウム系結晶には、多数の結晶欠陥があり、従来の常識では光るということは考えられませんでした。プロジェクトは窒化インジウムガリウムの発光のしくみを明らかにしてきました。また、「非極性発光ダイオード」など新たな技術の開発も進めてきました。この技術により、高効率な白色発光が可能になり、将来は、車のヘッドライトを含む街中の照明が変わっていくと期待されています。さらに窒化ガリウムには、光によって水を分解する光触媒の機能があることも発見されました。これにより、太陽光で水素を作り、燃料電池のエネルギー源となるなど、エネルギー問題への展開も期待されます。このような研究成果を、中村教授のトークとCGで紹介します。

出演者名・所属機関名および協力機関名

キャスター 大川慶子(株式会社シグマ・セブン)

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