再生時間:29分
制作年度:2005年
概要
薬が効かない薬剤耐性化が近年大きな問題となっています。それは、私達の体内の細胞がもともと異物を排出する機能と仕組を持っているがゆえに起こること。大阪大学の村上さんは、この機能のうち、特にトランスポーターと呼ばれる膜たんぱく質の構造と機能を解明しました。トランスポーターとは、細胞の中に入ってきた薬剤を排出するたんぱく質のこと。村上さんは、このトランスポーターのうちで、AcrBと呼ばれるものの結晶構造解析に成功したのです。この解析により、実はAcrBが優れた機能を、持っていることがわかってきました。
出演者名・所属機関名および協力機関名
村上聡(大阪大学産業科学研究所 生体応答科学研究部門生体情報制御学研究分野),大阪大学産業科学研究所 生体応答科学研究部門生体情報制御学研究分野