再生時間:29分
制作年度:2002年
概要
歴史に名を残す科学者たち。彼らはどんなきっかけで研究の道に入り、どんな課程を経て偉大な発明や発見にたどりついたのか。彼らが生きた当時の科学界、社会状況などとともにミニコーナーとして現代の科学者をとりあげ、最新の研究や現代の科学者の夢も紹介します。 今回紹介するのは、波動力学の研究者、エルヴィン・シュレーディンガーです。●1887年12月オーストリア、ウィーンに生まれる。●1906年ウィーン大学に入学。学位を取得した後、26歳には早くも教授になる資格をえる。●第一次世界大戦に砲兵士官として狩り出され、敗戦の貧困を経験する。●1920年彼はウィーン大学に戻り結婚。●1925年波動力学の基礎理論として知られる「固有値問題としての量子化」の論文を発表。 原子内部における電子の状態を解明する。●1927年ベルリン大学の物理学教授に就任するも、1933年ナチスを避けるようにドイツを脱出。●1933年、亡命先のイギリスのオクスフォード大学にてノーベル賞受賞の知らせを受ける。●その後アイルランドのダブリンに落ち着き、69歳のときに故郷のオーストリア、ウィーン大学の物理学教授に就任。●1961年、死去。
出演者名・所属機関名および協力機関名
及川わたる,井元信之(総合研究大学院大学 先導科学研究科 光科学専攻)