再生時間:29分
制作年度:2001年
概要
歴史に名を残す科学者たち。彼らはどんなきっかけで研究の道に入り、どんな課程を経て偉大な発明や発見にたどりついたのか。彼らが生きた当時の科学界、社会状況などとともにミニコーナーとして現代の科学者をとりあげ、最新の研究や現代の科学者の夢も紹介します。今回紹介するのは、防災科学の提唱者、寺田寅彦です。●1878年(明治11年)、東京・麹町に生まれる。●1896年(明治29年、19歳)、熊本の旧制第五高等学校(現在の熊本大学)入学。夏目漱石、田丸卓郎の教えを受ける。●1899年(明治32年、22歳)、東京帝国大学物理学科入学。●1904年(明治37年、27歳)東京帝国大学理科大学の講師になる。音響学、磁力学を研究。●1913年(大正2年、36歳)ラウエ斑点を撮影する研究をはじめる。のち(大正6年)この研究で帝国学士院恩賜賞受賞。●1916年(大正5年、39歳)東京帝国大学理科大学教授に任命される。夏目漱石死去。全集の編集委員となる。●1923年(大正12年、46歳)、関東大震災。震災調査に従事。防災科学に取り組むきっかけとなる。●1925年(大正14年、48歳)東京帝国大学に地震研究所設置。教授となる。随筆集の出版あいつぐ。●1935年(昭和10年、58歳)転移性骨腫瘍で死去。
出演者名・所属機関名および協力機関名
及川わたる,山下輝夫さん(東京大学地震研究所)