再生時間:14分
制作年度:2008年
概要
自然は私たちの知らない間に少しずつ変わっていきます。100年も経てばその場所はまるで違うものになり、かつて生えていた植物がなくなってしまうこともあります。しかし、そうした二度と戻らない自然を手元に留めておく重要な方法があります。それは、標本を採っておくこと。博物館には江戸時代や明治時代に採られた植物が標本として残されています。標本として保存しておくことで、私たちはかつての自然の生の姿を今も見ることができるのです。今回は植物の標本づくりを通して、「時間の記憶装置」としての標本の役割をみていきます。
出演者名・所属機関名および協力機関名
天野 誠(千葉県立中央博物館 植物学研究科 上席研究員),千葉県立中央博物館 植物学研究科 上席研究員