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勝俣東電会長1-4号機の廃炉認める 枝野官房長官当然視

掲載日:2011年3月31日

東京電力の勝俣恒久会長は30日の記者会見で、福島第一原子力発電所1-4号機の廃炉の可能性について問われたのに対し「おそらく廃止せざるを得ない」と語った。

この発言について記者会見で質問された枝野官房長官は「判断以前の問題」と、廃炉は当然との見通しを明らかにした。同長官は、1-4号機について「一定程度継続して冷却を続ける必要があり、終息に向かわせるにはさらに努力が必要」と、しばらく今のような状況が続くとの見方も明らかにした。

放射性物質の海水への放出は依然続いているとみられ、南放水口付近で29日午後採取された海水から基準の3,355倍の放射性ヨウ素131が検出された。同日、安全委員会は「海水中に放出された放射性物質は、潮流に流されて拡散していくことから、実際に魚、海藻などの海洋生物に取りこまれるまでには、相当程度薄まると考えられる」との見解を明らかにする一方、「浅海での上層水と下層水の混合が認められるため、今後とも注視していく必要がある」としている。

文部科学省が28日に実施した福島第一原子力発電所から30キロ以上沖合5地点の海水測定結果によると、表層で放射性ヨウ素131が最大で1リットル(1,000立方センチ)あたり11.8ベクレル、放射性セシウム137が最大で同じく19.6ベクレル検出されたほか、水深112-160メートルの下層でも放射性ヨウ素131が最大で2.17ベクレル、放射性セシウム137が最大で8.64ベクレル(いずれも1リットルあたり)検出された。

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