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東京の浄水場から基準超す放射性物質 都乳児に飲料水提供

掲載日:2011年3月24日

東京都内の金町浄水場から食品衛生法に基づく暫定指標値を超える放射性ヨウ素131が検出され、都は23日、金町浄水場からの水道水を使用している23区と一部の多摩地域の住民に乳児の水道水摂取を控えるよう呼び掛けた。

都は「暫定指標値は、長期にわたり摂取した場合の健康影響を考慮して設定されたもので、代替となる飲用水が確保できない場合には、摂取しても差し支えない」と念を押す一方、緊急対応として550ミリリットル入りペットボトル24万本の水を対象区域(23区、武蔵野市、三鷹市、町田市、多摩市、稲城市)の1歳未満乳児(約8万人)に24日から配布を始めた。

暫定指標値は、原子力安全委員会が定めた飲食物摂取制限に関する指標に準じており、飲用水に対しては放射性ヨウ素131が1キログラム当たり300ベクレル、乳児に関してはさらにその3分の1の1キロ当たり100ベクレルという値が定められている。22日、都が金町浄水場、朝霞浄水場、小作浄水場の水を検査したところ、朝霞浄水場からは検出されず、小作浄水場も1キロ当たり32ベクレルと指標値以下だったが、金町浄水場からは210ベクレルと指標を超える値の放射性ヨウ素131が検出された。

茨城県でも23日、東海村の一般家庭の水道水から1キロ当たり188.7ベクレルという乳児の暫定指標値を超える放射性ヨウ素が検出された。22日には常陸太田市の水府地区北部簡易水道事業の水道水から1キロ当たり245ベクレルの放射性ヨウ素が検出されている。

千葉県では、県内の水道水検査(23日)で、1キロ当たり7.8ベクレルという暫定指標値を下回る放射性ヨウ素が検出されている。

埼玉県でも、24日水道水から暫定指標値を下回る1キロ当たり12.0ベクレルの放射性ヨウ素と1キロ当たり0.15ベクレルの放射性セシウムが検出されている。放射性ヨウ素の量は毎日少しずつ増えており、放射性セシウムも23日までは検出されていなかった。

群馬県では、水道水から1キロ当たり7.0ベクレルの放射性ヨウ素、0.72ベクレルの放射性セシウムが検出された(23日)。

栃木県では、水道水から1キロ当たり15ベクレルの放射性ヨウ素、5.3ベクレルの放射性セシウムが検出されている(22日)。

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