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「あかつき」7日朝、金星周回軌道に

2010.12.06

 金星探査機「あかつき」が7日朝、金星を回る軌道に投入される。

 「あかつき」は5月21日、種子島宇宙センターからH-ⅡAロケットにより打ち上げられた後、順調に飛行を続け、金星に近づいている。近地点300キロ、遠地点8万キロという長円軌道に投入された後、二酸化炭素(CO2)の厚い大気と硫酸の雲に覆われている金星の大気の状態を観測する。秒速100メートルもの強風が吹く特徴ある気候や、活火山の有無などについて新発見が期待されている。

 宇宙航空研究開発機構は、「あかつき」の金星周回軌道投入に合わせ、7日午前5時半から相模原キャンパスで望遠鏡による金星観望会、引き続き午前7時から午後1時の間、研究・管理棟展示ロビーで衛星管制室の様子を紹介するパブリックビューイングを一般人を対象に予定している。

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