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世界トップレベル研究拠点に改善要求

掲載日:2010年8月19日

世界トップレベル研究拠点の活動について、文部科学省の同拠点プログラム委員会は18日、フォローアップ報告書を公表、それぞれ改善すべき点を指摘した。

世界トップレベル研究拠点プログラムは、2007年10月にスタートし、5つの有力大学、研究機関にそれぞれ拠点が設置された。

フォローアップ報告書は、5つの拠点のうち、東京大学 数物連携宇宙研究機構、大阪大学 免疫学フロンティア研究センター、物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点については「目標に向けて適切なアプローチを取っている」と及第点を与える一方、東北大学 原子分子材料科学高等研究機構と京都大学 物質-細胞統合システム拠点に対しては「戦略、拠点長のリーダーシップ、世界的に見て『目に見える拠点』であることについてはさらなる改善が望まれる」と厳しい注文を付けている。

東北大学 原子分子材料科学高等研究機構に改善が求められたのは「新しい材料科学の創成に向けた明確なミッションステートメントとロードマップ」など4項目で、京都大学 物質-細胞統合システム拠点は「拠点の目標に向けた、ミッションステートメントとロードマップの書き直し」など5項目の改善が求められている。

全体としては及第点を付けられた他の3拠点についても、「理論家と実験家の中身のある共同研究」(東京大学 数物連携宇宙研究機構)、「古典的免疫学にブレークスルーをもたらすための戦略的計画」(大阪大学免 疫学フロンティア研究センター)、「新しい材料科学を創成するための壮大な挑戦の必要性」(物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点)など、それぞれ複数の改善が求められた。

世界トップレベル研究拠点プログラムに対しては、昨年11月の行政刷新会議による事業仕分けで「新規の拠点は認めない。継続の予算も圧縮」という厳しい評価結果を示された。、結果的には今年度から新たに1拠点「九州大学 カーボン・ニュートラル研究拠点」が認められ、プログラム全体の予算としては2%増となっている。

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