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効果的リハビリ法開発に役立つ動物実験結果

2009年8月13日

脳梗塞(こうそく)などで失われた体の機能が回復する際、脳の中ではどのような変化が起きているかを生理学研究所の研究グループがマウスを使った実験で突き止めた。

脳梗塞後に失われた機能を肩代わりするため、まず反対側の脳で神経のつなぎ方が組み代わる。これは脳梗塞の1週間から2週間後という限られた時期に起きていた。また、機能回復の過程は、足を刺激続けることにより本来反応しないはずの反対側の脳が脳梗塞後、1-2週間目から反応し始め、4週間たったところで顕著になって、機能回復が図られることも分かった。

研究を率いた鍋倉淳一・生理学研究所教授は、今回の成果について「脳傷害後の特定の時期に傷害部位と反対側の脳をいかに刺激するかなど、効果的な治療法・リハビリテーション方法の開発に役立つ」と語っている。

この研究成果は、科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業 チーム型研究(CREST)の「脳の機能発達と学習メカニズムの解明」の一環として得られた。

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