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遠藤章博士がラスカー賞受賞

掲載日:2008年9月16日

ことしのラスカー医学研究賞の受賞者に血中コレステロールを下げる薬「スタチン」を発見した遠藤章氏が決まった。

ラスカー賞は、受賞者の中から多くのノーベル賞受賞者が出ていることでもよく知られる米国の医学賞。これまで日本人では花房秀三郎、利根川進氏など4人が受賞している。これまでの日本人受賞者がすべて基礎医学研究賞だったのに対し、遠藤氏は初めての臨床医学研究賞受賞者となる。

遠藤氏は、1933年生まれ、57年東北大学農学部卒業、三共株式会社入社、66年東北大学農学博士、75年三共株式会杜発酵研究所研究第3室長、79年東京農工大学農学部農芸化学科助教授、86年同教授、97年から株式会社バイオファーム研究所代表取締役所長。東京農工大学名誉教授。2006年スタチンの発見と開発の業績で日本国際賞を受賞している。

氏が1973年、最初に青カビから発見したスタチンは、当初、動物実験で効果が確認できなかったり発がん性があるという誤った評価などから薬品化には長い年月を要した。87年米国で薬品として認められて以来、次々に商業化され、1990年代半ば以降、欧米の大規模臨床試験で冠動脈疾患と脳卒中の予防に有効なことが立証された。現在毎日3,000万人以上の患者に投与されているという。

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