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蛍光灯も回収・再利用の時代に

2007.10.18

 切れた蛍光灯を回収、再生して再び利用してもらうシステムを、松下電工が開発、発表した。

 新しいシステムは、回収したガラス部分をランプ専用ガラス溶融炉で処理し、蛍光灯ガラスとして再利用するというものだ。この結果、ガラス溶融炉のエネルギー効率が向上し、ガラス生産時のCO2排出量削減にもつながる。

 同社は、既に蛍光灯を大量に使用する法人に対し、供給・交換・回収に責任を持つ「あかり安心サービス」を実施している。蛍光灯の所有者は松下電工で、使用者にとっては廃棄責任を負わなくて済むメリットがある。2002年4月の事業開始以来、環境への配慮に関心の高い企業を中心に、ことし9月末の時点で約800法人・約4,400事業所が、同社とこのサービスの契約を結んでいるという。回収した蛍光灯のガラス部分は、これまでグラスウールや軽量骨材、タイルなどに再利用していた。

 新しいシステムによって再生された蛍光灯は、11月1日から、「あかり安心サービス専用蛍光灯」として契約会社に提供されるという。

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