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ノーベル医学生理学賞は、昨年米文献情報会社予測の3人に

掲載日:2007年10月9日

ノーベル医学生理学賞の受賞者3人は、米国の文献情報会社、トムソンサイエンティフィック社が、昨年のノーベル賞発表前に予測した3人とピタリ合っていた。同社は、毎年、その年のノーベル賞(物理学賞、化学賞、医学・生理学賞、経済学賞)の有力な受賞候補者を発表している。ことしの医学生理学賞は、同社の予測が1年遅れて、実現したことになる。

スウェーデンのカロリンスカ医科大学は8日、ノーベル医学・生理学賞をマリオ・カペッキ米ユタ大学教授、マーティン・エバンス英カーディフ大学教授、オリバー・スミシーズ米ノースカロライナ大学教授に授与すると発表した。受賞理由は、特定の遺伝子を欠損したノックアウトマウスを作成する技術を確立し、基礎研究のほかさまざまな病気の原因解明や新しい治療法開発の研究を飛躍的に進めた業績に対して。

トムソンサイエンティフィック社は、「哺乳類の遺伝子解明に革命をもたらし、人間の遺伝疾患の直接治療(体細胞遺伝子治療)の希望を抱かせる、『遺伝子標的法』として知られる相同組み換え技術への貢献に対して」という全く同じ理由で、これら3人の学者をノーベル医学生理学の有力候補者にあげていた。

同社は、その研究者の論文がどのように他の研究者の論文に引用されているかを基礎データとして、毎年、ノーベル賞発表の前に有力研究テーマと受賞者を発表している。2002年以来、候補者として発表された54人のうち、今回の3人を除き4人が、既にノーベル賞を受賞している。ことし発表された有力候補者のうち、日本人として飯島澄男・名城大学教授、戸塚洋二・東京大学特別栄誉教授の2人が物理学賞の候補者としてあげられている。

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