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浜岡原発タービン羽根に高サイクル疲労の痕跡

掲載日:2006年9月13日

6月15日に起きた浜岡原子力発電所5号機のタービン羽根脱落事故について原因を調べている中部電力は、タービン羽根の特定個所に高サイクル疲労が集中していたことを示す調査結果を12日、公表した。

事故を起こした5号機は、低圧タービンの第12段(外側から3段目)の羽根のうち1本が車軸から脱落し、タービン下部に落下していることが、事故直後に確認された。その後の調査で、3台ある低圧タービンすべての第12段羽根の根元取り付け部(フォーク)に、破損やひび割れが集中して発生していることが明らかになった。第12段の前後を含め、その他の羽根には異常は見つからなかった。

また、損傷した個所の観察から、高サイクル疲労に特有の模様があることも確認された。

高サイクル疲労を発生させた要因としては、「タービン内の蒸気流の乱れによって発生するランダム振動による応力や、タービンに給水加熱器内の蒸気が急速に逆流して起こるフラッシュバック現象による振動応力が、第12段の羽根に作用し、その結果、根元取付け部が疲労破損した可能性があると推定した」としている。

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