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水素社会に向け基礎研究委託

2006.05.29

 新エネルギー・産業技術総合開発機構は、水素を将来の主要なエネルギー源として使用するために必要な基礎的研究を、産業技術総合研究所と九州大に委託する、と29日発表した。

 水素を燃料電池の燃料などとして広く利用するには、高圧をかけて圧縮あるいは液化した状態で貯蔵、輸送が必要。このため高圧化あるいは液化された水素が、タンクなどの容器の材質にどのような影響を与えるかをきちんと調べる必要がある。

 産総研と九大は、金属材料が水素によってどのようにもろくなるかなど、水素エネルギーを社会で広く使うために必要な基礎的研究を今年度から7年かけて進める。初年度の事業規模は約17億円。

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