日本骨髄バンクは20日、骨髄バンクの組織が創設されて初の移植が1993年に実施されて以来、19日でバンク登録者からの骨髄移植累計が2万件に達したと発表した。
同バンクによると、1991年12月に「骨髄移植推進財団」(2013年10月に同バンクと改名)が設立認可され、翌92年1月に骨髄提供希望者(ドナー)登録を開始した。93年1月には同財団が仲介した非血縁者間の骨随移植が初めて実施された。以来白血病などの患者に対して、ドナーからの骨髄や末梢(まっしょう)血幹細胞の移植が普及し、19日の実施例で累計2万件になったという。
1年当たりの移植数はここ数年1,200〜1,300件台で推移している。現在のドナー登録者は約46万人、累計登録者は約68万人。同バンクは「移植を必要としている患者が一人でも多く希望する時期に移植の機会を得られるように事業を推進する」としてドナー登録を呼び掛けている。
関連リンク
- 日本骨髄バンクプレスリリース「日本骨髄バンクを介した移植数が累計2万例到達」