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2億5千万年後は「超大陸アメイジア」JAMSTECがスパコンで予測

掲載日:2016年8月8日

2億5千万年後の地球は大半の大陸が集まって超大陸「アメイジア」になる—。海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究グループがスーパーコンピューター(スパコン)を使って数値シミュレーションした結果こうした地球の遠い未来の姿が浮かび上がった。

アメイジアは「アメリカ」と「アジア」をつなげた造語。1990年代初頭からプレート運動や地質学的情報により、地球は将来アメイジアが誕生すると提唱されていたが、今回その誕生可能性が形成プロセスとともに明確になった。日本列島もアメイジアの一部になるという。

地球内部のマントルは対流してプレート(岩板)がゆっくり移動する。JAMSTEC地球深部ダイナミクス研究分野の吉田晶樹(よしだ まさき)主任研究員らの研究グループは、スパコンを使って「3次元球殻モデル」と呼ばれる高解析度の数値シミュレーションを実施し、大陸の分布とマントル対流の時間変化を調べた。

その結果、2億5千万年後までに現在のユーラシア大陸と北アメリカ大陸がつながり、オーストラリア大陸が北上、日本列島はこの二つの大陸に挟み込まれながら超大陸アメイジアになった。南極大陸はそのまま残った。

研究グループによると、日本列島は元はユーラシア大陸の一部だったが約2500万年前までにユーラシア大陸から分離し、日本海の拡大によって東方に移動して現在の姿になった。45.4億年という地球史の時間スケールから見ればごく短い期間のできごとだが、現在の日本列島の特徴的な構造などはその期間に生まれたという。

画像 数値シミュレーションの結果(100万年間プレート運動を考慮した場合)(提供 JAMSTEC、JAMSTEC吉田昌樹主任研究員作製・提供)
画像 数値シミュレーションの結果(100万年間プレート運動を考慮した場合)(提供 JAMSTEC、JAMSTEC吉田昌樹主任研究員作製・提供)
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