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京大と理研が研究協定を締結

2016.07.01

 京都大学と理化学研究所(理研)が、生命科学分野などで共同研究を進め、世界最先端の研究成果や人材育成を目的とした基本協定を締結した。山極寿一(やまぎわ じゅいち)京都大学学長と松本紘(まつもと ひろし)理研理事長が6月29日に東京都内で協定書に調印した。

 京都大学と理研はこれまでも、人工多能性幹細胞(iPS細胞)や創薬科学研究などの個別研究グループで共同研究の成果を挙げてきた。協定締結により「研究、人材交流」「教育、人材育成の相互支援」「研究施設、設備の相互利用」などの面で組織的な連携を推進する。

 理研によると、例えば、京都大学と理研双方の身分を持って研究活動できる「クロスアポイントメント制度」を活用。研究機関や大学単独ではできない研究環境を生かして世界最先端研究を進め、新しい研究領域の開拓や次世代人材の育成を目指すという。

写真 協定書に調印して握手する山極寿一京都大学学長(左)と松本紘理研理事長(右)(理研提供)
写真 協定書に調印して握手する山極寿一京都大学学長(左)と松本紘理研理事長(右)(理研提供)

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