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21メートルの津波に対する影響評価中部電力に指示

掲載日:2012年4月3日

原子力安全・保安院は2日、内閣府の検討会が3月31日に公表した南海トラフで起こる巨大地震による津波予測を受け、最大21メートルの津波による浜岡原子力発電所への影響評価を行うよう中部電力に指示した。4月16日までに報告を求めている。

原子力安全・保安院は昨年3月、東日本大震災による福島第一原発事故を受けて、中部電力に浜岡原発の緊急安全対策を指示、中部電力は福島第一原発事故時と同じ高さ15メートルの津波を想定した緊急時の電源確保、最終的な除熱機能の確保など安全対策を実施した。加えて、発電所敷地海側に海面からの高さ18メートルの防波壁を造る工事に着手している。

同電力は、緊急安全対策の実施に当たって、東北地方太平洋沖地震と同じマグニチュード9の地震が発生した場合の津波高は10メートルになる、という試算結果を発表していた。

3月31日に公表された検討会の「南海トラフの巨大地震による震度分布・津波高について(第一次報告)」は、南海トラフ沿いで発生する巨大地震について、津波を起こす断層のすべり域を11ケース想定、各地の最大津波高を試算している。浜岡原発のある御前崎市では、駿河湾-紀伊半島沖に大きなすべり域が生じるケースで、津波の高さが最大21メートルという結果となった。

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