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東電事故調査中間報告公表 1-4号機浸水深1.5-5.5メートル

掲載日:2011年12月2日

東京電力は2日、社内で行った福島原子力発電所事故調査の中間報告を公表した。

福島第一原子力発電所1-4号機には海水面から11.5-15.5メートルの高さまで津波が侵入、主要建屋敷地の浸水の深さは1.5-5.5メートルだった。主要建屋敷地が3メートル高い5-6号機の津波の高さは13-14.5メートル、主要建屋敷地の浸水の深さが1.5以下だった。

事故対応時に必要な機器、電源はほぼ全ての機能を喪失し、これまでの安全への取り組みだけでは事故の拡大を防止できなかった。また、安全上重要な機器に地震による損傷はなく、耐震クラスの低い機器でも一部を除き損傷はなかった、と「津波の前に地震で重要機器に被害が出ていたのでは」という一部で出ていた指摘を否定している。

1-6号機の非常用電源は、6号機の非常用ディーゼル発電機を除き、全て津波により使用不能に。電源盤もほとんど使用できなくなり、外部から電源を供給する準備ができてもポンプなどを動かすことはできなかった、としている。

1、3号機の原子炉建屋爆発を起こした水素の流出経路については、格納容器上ふたの結合部分、機器や人が出入りするハッチの結合部分などのシール部(シリコンゴムなど使用)からの可能性を挙げている。4号機の水素爆発は、3号機のベント流が流れ込んだため。当初、2号機でもあったとされていた爆発はなく、圧力抑制室の“圧力低下“も機器故障によるものとしている。

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