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レアアース使用しない磁石材料生成

掲載日:2011年3月7日

東北大学大学院の高橋研・教授、小川智之・助教と戸田工業などの研究グループは、レアアースを使用しない磁石になりうる物質として期待されている強磁性窒化鉄の粉末を分離・生成することに成功した。

生成された強磁性窒化鉄は、鉄より大きな磁力を持ち、大気中でも非常に安定という特徴があることが確認された。生産性や収率も非常に高いことから、実用化が期待できると研究グループは言っている。

ハイブリッドカーや電気自動車、さらに洗濯機やエアコン用などパワーが必要なモータには、現在、レアアースであるネオジムやジスプロシウムを含む磁石が使われている。レアアースは産出国が偏っているため、安定的な輸入に不安があることから。レアアースを含まない磁石の開発が急がれている。

強磁性窒化鉄は、1972年に高橋實・東北大学教授(当時、故人)が、その存在を提唱したが、これまで薄膜はできるものの磁石材料に適した安定的な粉末生成法は見つかっていなかった。

今回の成果は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「希少金属代替材料開発プロジェクトの一環として得られた。

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