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土木学会がニュージーランドに緊急被害調査団

掲載日:2011年2月28日

土木学会は3月1日、ニュージーランド南島に川島一彦・東京工業大学教授を団長とする緊急被害調査団(第1次)を派遣する。調査結果は11日の速報会で報告する予定。

ニュージーランド南島のクライストチャーチ郊外を震源に22日発生した地震(マグニチュード6.3)は、震源が深さ4キロと浅く、富山外国語専門学校の生徒ら日本人を含む約200人(27日現在)の人たちが死亡あるいは行方不明となっているほか、歴史的な建物を崩壊させるなど大きな被害をもたらしている。

公表されている範囲では、周期0.1秒付近で2g(gは重力加速度)に達する地震加速度が記録されるなど強烈な地震動に見舞われたことが分かっている。土木学会は、直下型地震の発生が懸念される東京と同じ沖積層で起きた地震であることから、日本にとっても重要な教訓が得られるとみている。

緊急被害調査団は、川島教授(土木学会地震工学委員会地震被害調査小委員会委員長)以下、8人で構成され、7日まで現地で調査に当たる。強震記録観測点の調査で地震動特性を明らかにするほか、広範囲な液状化被害の実態、近代的な免震設計の発祥地であるニュージーランドにおける免震構造の有効性、道路、鉄道、ライフライン施設、建物などの被害実態について調査する。また、復旧、復興についても今後の協力方策を協議する。

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