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ニュージーランド南島地震今回も右横ずれ断層

掲載日:2011年2月25日

22日ニュージーランド南島で起きた地震(マグニチュード6.3)について東京大学地震研究所は、ニュージーランド南島をプレート境界が東西に横断している特異なテクトニクスに起因する右横ずれ断層メカニズムによる可能性が高い、という見解を明らかにした。

同研究所によると、ニュージーランド北島と南島北部はオーストラリアプレート上に、南島中央部・南部は太平洋プレート上にある。北島では太平洋プレートが東から西へ年間約8センチという速さでオーストラリアプレートの下に沈み込んでおり、南島南部では逆にオーストラリアプレートが西から東へ太平洋プレートの下に沈みこんでいる。南島は北部が西方向に押され、南部が逆に東方向に押される力を常に受け続けているということだ。

今回の地震波観測データと余震分布を同研究所が解析した結果、地震は東西に延びたほぼ垂直の断層面で起きており、断層の動きは北側が東、南側が西に動く右横ずれだったことが分かった。地震時に大きなエネルギーを放出した場所(アスペリティ)は、地表の地震断層が現れた地域にほぼ一致し、地震による動き(すべり)は最大2メートルだった。

今回の震源域のすぐ西側では、昨年9月にもマグニチュード7.0の地震が起きている。この地震も今回の地震同様、北部が西に、南部が東に押されていることによって蓄積された地殻のひずみを解消する右横ずれ断層によるものだった。

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