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理科教える技能に自信ない小学教員志望学生が過半数

掲載日:2010年7月21日

小学校教員を養成する大学および短期大学で、理科選修を除く学生の半数以上が理科を教える技能に自信がないと考えていることが、科学技術振興機構の調査で明らかになった。

自信がないという答えが一番少なかったのは「児童の興味・経験・理解に応じた授業の内容、工夫」で、「自信がある」が9%、「やや自信がある」が37%だった。これを含め、自信があるという答えが最も少なかった「廃液処理」(「自信がある」3%、「やや自信がある」6%)まで、12の質問項目すべてで「自信がある」という答えは10%未満だった。

回答者のうち高校時代に生物と化学を履修した学生は8割、7割に上るが、物理は3割以下、地学も2割以下と科目によって大きな差がある。物理の指導が「嫌い」あるいは「大嫌い」と答えた学生は7割以上、化学は同じく6割、情報通信技術(ICT)は5割以上だった。

調査は今年1-3月にアンケート方式で行われ、小学校教員を養成する大学、短期大学の理科に関するカリキュラムを担当する教員77人と、今年4月から小学校での教職を希望する学生732人から回答を得た。教科ごとの専門(選修など)に分かれている課程で理科の専門に所属している「理科選修」とそれ以外の学生それぞれ同数に回答を求めたが、実際の回答数は「理科選修」以外の学生が3倍以上多い。

教員に対し「学生実験に対し何が障害になっているか」を聞いた答えでは、「学生の理科の基礎的知識が身についていない」と「学生に基礎的観察・実験技能が身についていない」が最も多く、それぞれ6割以上となっている。

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