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殺菌能力持つダイヤモンドLED開発

掲載日:2010年2月9日

紫外線を発する発光ダイオード(LED)を産業技術総合研究所の研究グループが開発した。紫外線照射は殺菌の有力な手段となっているが、現在広く使われている水銀灯は装置が大がかりな上、環境に有害な水銀を使用するという欠点を持つ。紫外線発光ダイオードは水銀灯に代わる殺菌装置として実用化が期待されている。

産業技術総合研究所の山崎聡・主幹研究員、牧野俊晴・研究員らが開発したのは、ダイヤモンドLEDで、0.3ミリワットという実用レベルに近い高出力の紫外線を発光する。

紫外線は菌のDNAに直接作用することで菌の増殖を抑える効果があり、DNAが吸収しやすい波長260ナノメーター前後の紫外線が特に殺菌効果が高い。現在254ナノメーターの紫外線を出す水銀灯が広く使われているが、LEDでは波長の短い光を出すのが難しく、350ナノメーター以下の波長を出すLEDはまだ実用化されていない。

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