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JR東海中央新幹線の調査報告書提出

掲載日:2009年12月25日

JR東海は24日、同社が建設を目指す中央新幹線(東海道新幹線バイパス)について、3候補ルートの費用などを比較した報告書を前原国土交通相に提出した。この報告書の中で、同社は3ルートのうち路線の長さが最も短い南アルプスルートが「建設費、維持運営費、設備更新費、所要時間、輸送需要量」とも最も優れていることを強調している。

中央新幹線については、既に昨年10月、JR東海は地形地質調査報告書を国土交通省に提出しており、葛西敬之会長も昨年末の記者会見で国内の建設、運用だけでなく「世界に波及させる21世紀型陸上輸送システム」の実現を目指す強い意向を明らかにしている。

今回の報告書は、昨年末、国土交通省から「輸送需要量に対応する供給輸送力」「施設、車両の技術開発」「建設費用」など4項目の追加調査の指示を受けて1年間調査した結果をまとめた。3ルートとも実現可能としているが、南アルプスの地下を通る最短ルートが所要時間(67分)、2045年の輸送需要(年間416億人・キロ)、工事・車両費(9兆300億円)、維持運営費(年間3,080億円)、設備更新費(年間1,210億円)のいずれも3ルートの中で最も勝っているとしている。

計画されている中央新幹線は山梨、長野、岐阜県を通るコースをとり、将来は奈良を経由して大阪まで延ばす。超電導磁気浮上式リニアモーターカーを採用しており、乗車時間も大幅に短縮される。JR東海は、2014-15年に着工、25年に東京-名古屋間の開業を目指している。

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