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グレートバリアリーフ海底掘削し環境変動調査

2009年12月15日

世界最大のサンゴ礁として知られるオーストラリアのグレートバリアリーフを海底掘削し、2万-1万年前の環境変動を探る国際プロジェクトが来年1月18日から始まる。

この調査は統合国際深海掘削計画(IODP)の一環として行われ、欧州が提供する特定任務掘削船に共同首席研究者として横山祐典・東京大学海洋研究所准教授が乗船するのをはじめ日本から7人、米国、欧州、中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、インドを加えると28人の研究者が参加する。

サンゴは太陽光を必要とする藻類と共生していることから海面近くで成長する。このためサンゴの化石を調べることで長年にわたって海面がどのように変化してきたかを知ることができる。今回の掘削対象となっているのは40-200メートルの深さにあるサンゴ化石。長期的な過去の気候変動によって南極やグリーンランドなどの氷床がどのようなタイミング、どのくらいの規模で溶けたかが分かると期待されている。

また、過去のエルニーニョがどのような周期と規模で起きていたか、地球温暖化によって心配されている海洋の酸性化が過去にどのような規模と割合で起きているかについても明らかにされるとみられる。

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