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粘菌も“学習”の研究成果で日本人にイグ・ノーベル賞

掲載日:2008年10月11日

粘菌も餌にありつくための最短距離を見つける能力を持つことを確かめた日本人研究者たちに、2008年のイグ・ノーベル賞が贈られた。

イグ・ノーベル賞の「認知科学」分野で受賞したのは、中垣俊之・北海道大学大学院准教授、小林亮・広島大学大学院教授、石黒章夫・東北大学大学院教授、手老篤史・科学技術振興機構さきがけ研究者、山田裕康・名古屋大学客員研究員とハンガリーの研究者。中垣准教授らは、粘菌を入り口と出口だけに餌がある迷路に置くと、いったんアメーバのように迷路いっぱいに広がった粘菌が餌のない場所からは撤退し、餌のあるところだけを最短距離で結ぶ太い管状になることを確かめた。

神経系を持たない単純な生物である粘菌が“迷路問題”を解くことを確かめた研究成果が、授賞対象になった。

イグ・ノーベル賞は、ノーベル賞のパロディーとして1991年に創設され、笑いを呼ぶというのが条件の一つになっている。昨年は、牛の糞(ふん)からバニラの香りと味のする物質、バニリンを抽出した山本麻由・国立国際医療センター研究所元研究員に「化学賞」が贈られている

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