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結晶シリコン系太陽電池で世界最高の変換効率達成

掲載日:2007年6月20日

三洋電機は、実用サイズの結晶シリコン系太陽電池セルの変換効率としては世界最高となる22.0%を研究レベルで達成した、と19日発表した。これまで最高の変換効率は21.8%だった。

三洋電機の太陽電池は、単結晶シリコン基板表面にアモルファスシリコン層を重ねた構造をしているのが特徴。太陽電池内部で作り出された電気が電池内部で減少し、出力が低下してしまうのを防いでいる。さらに、電池表面の凹凸のサイズと形状を最適化することで太陽光を効率よく吸収、発生する電流の量を大きくすることを可能にした。

太陽電池は、ガリウム・ヒ素やCIS(カルコパイライト)系などの化合物系や、有機系などさまざまなタイプが開発されているが、シリコン系が主流になっている。国際競争の激化や原料シリコンの供給に限りがあることの懸念から、性能向上、低コスト化が大きな課題となっている。

三洋電機は2010年度までに400億円以上を投資し、生産能力を年間600メガワット以上に増強し、変換効率22%以上の製品の量産を目指す、と言っている。

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