サイエンスポータル SciencePortal

ニュース - 速報・レビュー(ニュース速報) -

冥王星より質量大きい準惑星エリス

掲載日:2007年6月18日

冥王星とともに準惑星として定義されたエリスの質量が冥王星より27%大きいことが、エリスの発見者、マイク・ブラウン氏らによって報告された。

昨年8月の国際天文学連合会議で、冥王星が惑星の仲間から外され、太陽系外縁に近年になって発見された天体であるエリスやセレスとともにdwarf planetと再定義された。

この時点でエリスの正確な質量ははっきりしていなかったが、ブラウン氏らがハッブル宇宙望遠鏡、ケック天文台でエリスの衛星ディスノミアの動きを観測、それを基にエリスの質量を計算したところ、冥王星より27%大きいことが明らかになった。

エリスは、太陽系からの距離が冥王星の3倍も遠くにあり、大気は氷ったガラスのように表面を覆っている。太陽を回る軌道は、長円形をしている。

エリスや冥王星などに対する新しい定義、dwarf planetについて、国際天文学連合会議の直後には矮惑星という訳語がつかわれた。しかし、日本学術会議は、dwarf planetの定義にはさらなる問題の整理が必要との考えを明らかにするともに、「dwarf planetの概念は高校までの学校教育に必要なレベルを超えるもの」との判断を示し、日本語の表記が必要な場合として「準惑星を推奨する」という提言を4月に公表している。

ページトップへ