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界面活性剤入れるだけで暖房費節約

掲載日:2007年5月30日

暖房用の循環水に界面活性剤を混入させることで、ポンプの動力を3分の1に減らすことができることを、産業技術総合研究所などの研究チームが、札幌市役所本庁舎を使った実験で確かめた。

札幌市役所本庁舎は地上19階、地下2階。1日10時間、1年240日運転され、電力単価を11円/キロワット時として試算すると、年間63万円の経費削減と、年間32トンの二酸化炭素排出量を削減する効果が期待できるという。

冷暖房用の水に界面活性剤を注入すると、流れる水と配管内壁との摩擦を低減できる。水を供給しているポンプの動力が削減されることから、省エネ法として主にヨーロッパを中心に研究が行われ、実際に地域冷暖房で用いられている。しかし、複雑な配管システムを持つ空調設備などの省エネ効率を予想するのが難しいことや、システムの維持管理の方法が設備ごとに異なることなどから、日本では導入が遅れている。

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