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紫外線発光素子の開発に成功

掲載日:2007年5月25日

紫外線を効率よく発光する半導体材料を、産業技術総合研究所・太陽光発電センターの柴田肇・主任研究員が開発した。

開発された新半導体材料は、酸化亜鉛に数%~10数%のマグネシウムを混合することで得られた。

これまでの半導体材料は、発光させたい波長を短波長側に変化させるに従って発光効率が減少してしまうという一般的な性質を持っている。このため、可視光線よりさらに波長の短い紫外線を効率よく発光させる半導体の開発は難しく、紫外線発光ダイオードの実現は、青色発光ダイオードが実現した後、次に産業界が強く望むターゲットとなっている。

柴田肇・主任研究員は、分子線エピタキシャル法を用い、酸化亜鉛にマグネシウムを混合することで、より短い波長の発光を可能にするだけでなく、発光効率も増大させた半導体を作り出すことに成功した。

実用的な紫外線発光素子が開発されたことで、紫外領域において高効率で発光する発光ダイオードや半導体レーザーあるいは高性能の白色照明用光源、さらには太陽電池やフラットパネルディスプレイ用の高性能な大面積透明導電体薄膜などの実現につながると期待されている。

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