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電波天文衛星『はるか』の後継プロジェクト発足へ

掲載日:2007年5月15日

宇宙航空研究開発機構の立川敬二・理事長は、第25号科学衛星ASTRO-G(電波天文衛星)プロジェクトを近々立ち上げることを、10日の定例記者会見で明らかにした。

プロジェクトマネージャには、小型科学衛星INDEX「れいめい」を率いた、同機構・宇宙科学研究本部の斎藤宏文教授が就任する予定。1997年に打ち上げられた電波天文衛星「はるか」の後継となるもので、衛星が搭載する電波望遠鏡と地上の電波望遠鏡とを連携させることで、天体をより詳細に見つめる。

電波望遠鏡には、複数で1つの天体を見る場合、それぞれの望遠鏡の距離が離れるほど解像度を高くできるという特色がある。宇宙空間にASTRO-Gを打ち上げ、地上の電波望遠鏡と協力することで、天体を高解像度でとらえることが可能になる。エネルギーの発生現場である活動銀河核の中心核などを見つめ、その構造を解明していくことなどが期待されている。

衛星は当初、考えられていたM-ⅴロケットが運用を終了しているため、H-ⅡAロケットで2012年度に打ち上げることが想定されている。この場合、H-ⅡAロケットで打ち上げるには衛星の規模が小さすぎるという問題が残っている。

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