サイエンスポータル SciencePortal

ニュース - 速報・レビュー(ニュース速報) -

民生用部品で衛星の低価格狙いガイドライン

掲載日:2007年5月1日

衛星のコスト低下を狙い、プロセッサなどの民生用電子部品を人工衛星に使用するガイドラインを、経済産業省の外郭団体である無人宇宙実験システム研究開発機構がまとめ、4月27日、公表した。

2003年10月に打ち上げられた民生部品実証衛星(SERVIS)1号機は、宇宙での使用に耐えられるかどうか調べるため、いくつかの民生用電子部品を搭載した。今回、その運用結果が明らかになり、地上試験の方法についても妥当性が認められた。

今回、公表されたのは、民生部品を選定する際の地上での評価試験方法などを示した「民生部品・民生技術選定評価ガイドライン」や、民生部品を用いて衛星を設計する際の指針となる「民生部品・民生技術適用設計ガイドライン」。

宇宙用部品は、高い信頼性が求められると同時に市場に限りがあるため、すぐに技術が陳腐化し、高価になってしまう。しかし、このガイドラインにより、民生の汎用部品を使えるようになり、衛星の高性能化や低コスト化が図られ、国際競争力の強化や、中小企業の新規参入なども期待できる。

無人宇宙実験システム研究開発機構は、2009年度以降に打ち上げる予定のSERVIS2号機の成果もガイドラインに反映させて、衛星の根幹をなすバス部の価格を現在の半分程度にしたいとしている。

ページトップへ