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きく8号の故障依然修復できず

掲載日:2007年3月15日

技術試験衛星「きく8号」の通信機器の一部に電源が安定して入らない故障について、情報通信研究機構は14日、「電源と低雑音増幅器の短絡個所の特定と原因は、なお調査中」と宇宙開発委員会に報告した。

「きく8号」は、昨年12月18日に打ち上げられたが、1月30日、低雑音増幅器に電気を供給する電源ユニットに電源を入れたところ、電源が安定的に入らない状態が続き、冗長系の電源に切り替えても事態は回復しなかった(2月5日ニュース「きく8号の通信機器に異常」参照)

情報通信研究機構によると、引き続き、短絡の原因の可能性がある異物の除去法、あるいはヒューズを溶断して、故障個所の分離の可能性について検討を進めるとしている。

しかし、32台ある低雑音増幅器がすべて使えなくなった場合は、予定されている実験のうち携帯端末を使った衛星実験に大きな影響が出ることを明らかにした。

この場合、直接、携帯端末から衛星に電波が届かないため、開口径70センチ以上の高利得アンテナを携帯端末に接続するか、ギャップフィラーと呼ばれる地上設置中継装置を経由させる措置が必要になるとしている。

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