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情報収集衛星打ち上げ H-ⅡAロケットも新時代に

掲載日:2007年2月26日

宇宙航空研究開発機構は24日午後、情報収集衛星レーダ2号機と光学3号機実証衛星を載せたH-ⅡAロケット12号機を鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げ、両衛星を予定の軌道に投入することに成功した。

内閣衛星情報センターは、既にレーダ衛星の太陽電池パドルの展開を確認しており、今後5カ月ほどかけて初期機能のチェックや取得画像の校正などを行う。問題がなければ、夏ごろから光学衛星2機・レーダ衛星2機の4機体制で実運用を始める予定だ。

立川敬二・宇宙航空研究開発機構理事長は、「H-Ⅱ、H-ⅡAともに『6号機』で失敗してきた。今回の12号機は、打上げ再開後の『6号機』となっていたが、『魔の6』を乗り越えることができた。今後も成功を続けていきたい」と、喜びを語った。

また、小田邦博・内閣衛星情報センター所長は、「3年越しの悲願が達成し、4機体制が確立することになった。撮影頻度が倍になり、適時性が出てきたと思う。これで、より任務を全うできるようになった」と、打ち上げ成功を祝した。

H-ⅡAロケットは来年度から、三菱重工業による衛星打ち上げサービスが始まることになっており、宇宙航空研究開発機構にとって今回が最後の打ち上げとなる。打ち上げ実施責任者である河内山治朗・理事は、「成功させることで最後のまとめにしようと、三菱重工業らとともに取り組んできた。今回、非常に良い締めくくりができた」と述べた。

同機構は今後、H-ⅡAロケットの信頼度を高める技術開発、例えば、2段エンジンLE-5Bの改良などを行い、安全にかかわる責任を担う。

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