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衛星破壊実験で中国との協力自粛へ

掲載日:2007年2月9日

宇宙航空研究開発機構の立川敬二・理事長は、8日の定例会見で、中国がミサイルで衛星を破壊して多くの破片(デブリ)を発生させたことに遺憾の意を表し、昨年6月以来、中国との間で進めていた情報交換のためのチャンネル作りや、科学ミッションでの協力を模索する活動を自粛する考えを明らかにした。

中国は日本時間の1月12日、高度約865キロの宇宙空間で、自国の気象衛星「風雲1号C」をミサイルで破壊する実験を実施し、多くの破片を宇宙空間にまき散らした。これまでに確認された情報によると、破片は高度約500キロから約3,600キロにかけて拡散し、数は650個近くに及ぶ。

同機構は、これらの破片が、技術開発衛星や科学衛星の軌道を通過する可能性があるとみて、衝突の危険性を検討し、必要なら衛星の軌道変更などの措置も講ずるという。

12日から国連宇宙空間平和利用委員会・科学技術小委員会がウィーンで開かれ、スペースデブリ低減に向けたガイドラインを議論することになっている。

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