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家庭の鳥やペットに危険はない、と宮崎県が呼びかけ

2007.01.15

 鳥インフルエンザ発生に関し、宮崎県は14日、発生農場で飼養されていた鶏8,100羽すべてを殺処分した、と発表するとともに、家庭で飼っている鳥やペットを捨てたりしないよう県民に呼びかけた。

 県によると、14日に発生農場の鶏舎内を消毒するとともに、周辺の16農場に対する立ち入り検査も実施した結果、異常は認められなかった。養鶏場従業員の健康調査でも現時点では異常が見つかっていない。

 人への感染の恐れについては「病気にかかった鶏と接触して、羽や粉末状になったフンを吸い込んだり、触れたりすることによって、大量のウイルスが体内に入ってしまった場合に、ごくまれにかかることが知られている」として、「農場の近くに住んでいたり、近くを通ったりすることで感染することはない」と説明している。

 野鳥の死がいを発見した場合は、県の林務課か自然環境課に連絡を求めているが、「家庭などで飼育している鳥やペットが直ちに危険になることはない」ので、「動物愛護の観点から、捨てたりすることがないよう、責任を持って飼育してほしい」と呼びかけている。

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