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タンパク研究で55億円の予算追加内示

2006.12.22

 文部科学省は21日、平成19年度予算の官房長折衝を行い、80億2,400万円の予算追加内示を受けた。うち科学技術関係は55億2,700万円。これにより文科省の科学技術振興費は、約1.3%増となる。

 復活折衝で認められたのは、タンパク3000プロジェクトの後継施策として注目を集めていたターゲットタンパク研究プログラム。74億円を要求していたものの、財務省内示ではゼロ査定だった。

 ターゲットタンパク研究プログラムは、3分野(医薬、食料・環境、生命機能の基本的解明)について、各10のタンパクの機能を解明する。タンパク3000で整備してきた核磁気共鳴装置(NMR)などの研究基盤を活用し、膜タンパク質など従来の方法では解析が難しかったタンパク質の機能と、その機能ネットワークを解明、治療に役立てる。

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