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学術会議が「科学者の行動規範について」声明採択

2006.10.03

 日本学術会議は3日の総会で、声明『科学者の行動規範について』を採択した。

行動規範は「人類の健康と福祉、社会の安全と安寧、そして地球環境の持続性に貢献する」科学者の責任を明記し、研究の意義と役割、その影響を公開して積極的に説明する責任を求めている。

 また、「研究・調査データの記録保存や厳正な取り扱いを徹底し、ねつ造、改ざん、盗用などの不正行為を成さず、また加担しない」と研究活動に伴う不正行為を具体的に禁じている。金澤一郎会長は、この声明に関し「不正行為の防止を自らの課題ととらえ、行動規範と倫理プログラムを策定・実施」することを、大学、研究機関、学協会に求める談話を発表した。

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